7月16日(日) 闘病117日目
深夜の排尿無し
心配で夜に何度が起きて体調を確認したが息は短く浅いながらも寝ていた。今朝も水以外何も口にしない。そのせいでパンパンだったお腹はすこし細くなり、顔は窪んでしまった。嘔吐を2回。水と一緒に薬も吐いてしまった。
午前中に動物病院へ 体重12.3kg 体温は平熱
血液検査の結果 GPT正常値13〜82 → 465 ALP正常値 47〜254 → 1362 昨日より若干上昇。
● 状態は急降下で悪くなっている。ロムスチンで効果がなくなってくると他の抗がん剤はほとんど効果がない。状態が悪くなっている時はどんな抗がん剤でもメリットは小さくデメリットの方が大きい。
●今後、抗がん剤の治療を止めたらどのような変化が出てくるかと夫が質問するとリンパ腫がどこに浸潤するかによって症状は違ってくる。例えば脳に浸潤すれば脳神経症で痙攣や意識障害、胃腸ならば下痢、嘔吐、食欲不振、肝臓ならば肝不全、腎臓ならば腎不全、胸部ならば呼吸不全。リンパ腫は毛髪と爪以外はどこにでも浸潤する。
●いよいよという状況になったら安楽死も選択の一つ。これから先は何が正解かはわからない。飼い主が愛犬のためにどうしてあげるのがいいかと考え決めた結論が正解だろう。
点滴とウルソ(肝臓の薬)、抗生剤、強めの吐き気止めの3本の注射をし、明日も点滴のために来院の指示があった。
病院から帰宅後も息が荒く何をするにもだるそうだが、自分の体がいつもと違うのでどうしていいのかわからず部屋をうろうろとし立ち尽くすのを繰り返していた。心配だが夫にコタロウを託して私は外出。外出先でコタロウが嘔吐を3回したので再び病院に緊急処置をしてもらったことをメールで知る。
帰宅後、夫からかかりつけ医からの診断を聞いた。
ここ数日で何が起こっても不思議ではない状況まできており、病態が好転する事はまずない。吐き気が止まらない状況なので、かなり強い制吐剤を午前中に投与しても効果がない。ここから推測される事は、リンパ腫が消化管に浸潤して通過障害を起こしていると考えるのが妥当であろう。この先、度重なる嘔吐が続くと誤嚥性肺炎になる可能性が高い。また、言葉で訴えないが痛みも感じてきているかもしれない。辛い現実が数日のうちに訪れるのは間違いない。ガスター(胃薬)、ブリンペラン(吐き気止め)、デカドロン(ステロイド)、トラマドール(痛み止め)の4本を注射。
夕方に一番の仲良しのご夫婦に急遽会いに来てもらう。終始だるそうに寝ていたコタロウだったが一度だけ弱々しい足取りでご夫婦のそばに行き座った。コタロウなりに今までのお礼と挨拶をしたのだと思う。
ステロイドを打っているので喉の渇きがあり水を飲むが30分以内に全て吐いてしまう。そんなことを今日は朝から夜にかけて20回以上繰り返した。食べることができないので水ぐらいは飲ませてあげたい。でも水を飲めば吐いてしまう。それはコタロウにとっても見ている私たちも辛い。今まで強い薬を何度も投与し、今日だって注射を7本もした。コタロウは今まで頑張ったよね。偉かったね。と夫とコタロウのことを褒めて撫ぜた。
【食欲】 終日何も口にせず
【体調】 食欲不振、倦怠感、嘔吐20回以上
【排泄物】0回
【薬】服用出来ず
笑顔のように見えるがこの後すぐに吐いた
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