7月17日(月) 闘病118日目

夜、コタロウを見守るためにリビングに布団を敷くと上がって来たので一緒に就寝。息は荒く短くかなり辛そう。身の置き場ないのか次々と対位を変える。

2:45amに排尿1回。少し吐き気があるようでハアハアと口を開けてウロウロし、その後しばらくたたずむを繰り返した。口をチャプチャプしてきたら嘔吐の合図なので注意深く観察。伏せをしたら気分が落ち着いたことの表れなので一安心。その後はとても早く浅い息遣いが続き3:00amは10秒間に23回、3:50amは33回、6:00amになると16回とやっと落ち着く。

ステロイドのせいで喉が渇き水を欲しがるので少量を2回に分けて飲ませた。7:15am嘔吐を2回。ゲボッと一気に吐かず、だらだらと吐く。鼻からも泡が出ていた。これを吸ってしまうと誤嚥性肺炎になるので危険。

午前中に動物病院へ。体重12.3kg    体温は平熱

水を飲んでも嘔吐するのは胃腸に閉塞の疑いあり。10秒間に33回も呼吸をするのは「苦しい、痛い、辛い」ということ。

昨日の午後の診察の際、夫はかかりつけ医から安楽死を行う上での条件を聞いていた。

1、治癒する見込みのない病気であること。

2、延命治療として行う治療法がすでにないこと。

3、QOLを維持することが出来ない状況にあること。

コタロウはすでに上記の3条件に合致していると言われた。

昨晩「もう水しか口にすることができず、それすらもすぐに吐いてしまい嘔吐を何度も繰り返すコタロウが可哀想だ。癌に罹患していることに私たちが気がつかなかった3月の3連休のコタロウの辛そうな姿と今が重なる。最後の最後までつらいおもいはさせたくない。コタロウは今まで頑張ったし、私たちもやれる治療は全てやった。ここまでで後悔は無い。看取るならば2人で一緒に看取りたい。お別れの時は家族一緒にいたい。」と夫と話し合い「安楽死」の決意をしたが、今朝、立ち上がって水を飲み生きる気力をみせるコタロウを見た時にその考えを撤回。夫がかかりつけ医に「安楽死の決心がつきませんでした」と涙ながらに伝えた。かかりつけ医に「考えに考えても決めきれないもの。焦って決める必要はありません」と言われ今のコタロウの症状に対処するあらゆる薬を投与してくれた。

1.維持輸液(脱水予防)2.肝庇護剤 強力ミノファーゲンC ウルソ 3.胃腸薬 ガスター 4.制吐剤 セレニア 5.抗生物質(商品名不明) 6.ステロイド デカドロン 7.鎮痛剤 トラマドール  

6本の注射をしている時にコタロウは全く無反応。されるがままで目も動かさずぬいぐるみのようだった。水の飲ませすぎは誤嚥性肺炎になる可能性があるので、少量の水を間隔を空けて数回に分けて与えるように指示があった。しばらくは毎日点滴で病院に通うことになる。

治療を終えて待合室に行くとコタロウが1番大好きなゴールデンレトリバーの飼い主さんと偶然に遭遇。最近散歩の時に会えなかったのでコタロウがお別れの挨拶をしたくて呼んだのかもしれない。

帰宅後もコタロウの調子はあまり上がらず、注射のおかげで呼吸は落ち着いて来たが歩く元気もなくただただ寝ていた。血液の循環が悪いのか手足がいつもよりも冷たく感じる。目にも力がない。

夕方、買い物で外出した私に「コタロウの呼吸が浅くなってきた」と夫から電話。急いで帰るとだるそうに寝てはいたがお別れの気配はまだ無かった。だが、この先いつ急変するかわからないので急遽コタロウの一番の友達だったフレブルと飼い主さんにうちに来てもらいお別れの挨拶をした。

水しか飲まないので少しでも栄養をとってもらいたくてスイカを擦った汁、犬用ポカリ、鳥スープなど鼻先に持って行ったがどれも拒絶。水以外は一切受け付けない。ただし、薬が効いているのか朝の嘔吐以降吐くことは無かった。

コタロウの体調のタイミングを見て、夜におしっこをさせるために外に出かけた。抱いて外に出るとキョロキョロと周りを見渡し、ほんの数歩だけでも外を歩くのはやはり嬉しそう。散歩は難しくなってきたが体調さえ良けれは短い時間でも外に出してあげたい。

トイレ、水、お客様が来た時以外は終日寝ていた1日。頬がこけたせいで目が際立ち顔が小さくなった。


【食欲】 終日水のみ

【体調】 食欲不振、倦怠感、嘔吐2回

【排泄物】0回 

【薬】服用せず

コタロウ日報

2017年3月からリンパ腫で闘病 <脾臓原発/T細胞性ハイグレード/ステージ4> 2009/8/16生まれのフレンチブルドッグ♂ コタロウファーストの日々

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