5月18日(木) 闘病58日目
深夜 1:00と3:15に排尿。
朝のフードをわずかに残す。肉は食べたがるがフードやふかし芋はしぶしぶ食べている様子。以前のようなガツガツした食べ方ではなく義務的に口にしているよう。 12:00に動物病院のためお昼のフードを早めに少量食べさせる。
ロムスチンを服用するために事前の診察。体重11.65kg 2日で450gも減っている。これは脾臓の腫れが治まって来ているということ。フードのむら喰いは嗜好の問題では無く体調が優れないので食べられなのだろう、とのこと。体温が平熱で白血球、血小板の数値が上がっているのでロムスチンをやるならば今日か明日しかない、と言われ服用する前に再度念を押される。
「ロムスチンは投与量が個体に合った場合は良い結果を得られることが多く、コタロウの場合は体重から割り出した投与量が30mgジャストなのでその点は有利(ロムスチンは10mgか40mgの形状しかない)」「副作用が出る確率は半分ぐらいだと思うが、もし副作用が出た場合は嘔吐、下痢、倦怠感、食欲不振。またひどい場合は肝機能障害による急性肝炎または骨髄抑制による敗血症で亡くなってしまうこともある」「これからが本当の闘病です」「一か八かの治療になる」「結果はやってみないとわからないのに強い薬を使うか、それともQOLを選ぶか、その選択はとても難しい」 と言われ、一度決心したことではあるが非常に動揺してしまう。確認のためもしQOLを優先した場合のコタロウの余命を尋ねると1ヶ月以内とのことだった。
夫婦で話し合いロムスチンを選択するか否か、どちらでも後悔するかもしれないが、その上でロムスチンを選んだこと。コタロウのために最善の方法を選んだんだ、と後々納得出来る方はロムスチンだったことを伝えた。午前中の診察として点滴と吐き気止めの注射を打たれ、17時に再び来院することを決め一度帰宅。
帰宅後、ロムスチンを選択して本当によかったのか、とまた逡巡し始める。一度決めたことではあるが強い副作用がおこりコタロウにより辛い思いをさせることになるのではないか。何も知らないコタロウにまたあの倦怠感を強してその姿を見るのか。この治療は飼い主の自己満足ではないか。QOLを優先し元気に散歩をし食事ができるほうがたとえ短い期間とはいえコタロウにとっては幸せなのではないか。という罪悪感と不安で判断がつかない。やっぱりロムスチンはやめた方がいい、それとも今晩夫ともう一度相談するために服用は明後日に延期するか。と迷っているときに昼休み中の夫から電話。泣きながらオロオロと話す私に「一緒にコタロウを看病しよう」言われ心が落ち着き冷静になれた。
午後、急な雷雨の後にすっきりと晴れたので「きっと大丈夫」と縁起をかつぎ、公園を散歩したのち動物病院へ。
ロムスチンはカプセルでコタロウの場合は10mgを3錠飲ませる。投薬補助トリーツであるピルポケットに試験的に胃薬を入れて見せると新しいオヤツと勘違いして舌なめずりをして待っていたコタロウは直ぐに食べてしまった。これなら大丈夫、ということで本番へ。かかりつけ医は曝露を防御するためマスクとゴム手袋を着装して現れ「さぁ、いくよ。頑張って!」言いながらコタロウにピルポケットを3つ見せるとまたも何もためらわずに食べてしまった。かかりつけ医の「・・・早い」という言葉とあまりに呆気なさに苦笑。
かかりつけ医から注意点としてはまずこれから3時間ほど絶対に吐かせない。それを避けるために午前中に吐き気止めの注射もしたし胃薬も飲ませた。吐いてしまうとロムスチンがどのぐらい吸収されたかわからない。もし吐いてしまった場合はマスクとゴム手袋を着用して吐瀉物を全てかき集め食べさせること。次回の与えるのは3週間後なので嘔吐してしまうとそれまで何もできない。副作用として急性肝障害と骨髄抑制の可能性があるので元気が無いなどいつもと様子が違ったらすぐに来院すること。副作用が出るとしたら来週以降。ただしこれから悪くなる可能性は常にある、と思い注意すること。コタロウの場合は体重から割り出した投与量がちょうどキリの良い量なのでそれが良い結果につながることに期待。
服用したのが17:30だったので20:30まで緊張しながら過ごす。どちらかと言えば空腹だと吐きやすいコタロウなので帰宅後、少量のフードを与えるようにかかりつけ医から指示をされトッピングと一緒に差し出すとまたも瞬時に食べ、さらにもっと食べたいと要求。しばらくはオヤツを与えて様子を見、20:30になったらいつもの量のフードをあげた。
心配して午後に何度も電話をくれた夫が遅い時間に帰宅。「強い薬をコタロウの体内に入れているという罪悪感は常につきまとう」「でも一緒にコタロウを支えていこう」と言われた。
【食欲】朝 40g 昼 25g 夕 20gを2回に分けて 晩 45g
トッピング 馬肉、鰹節、馬肉スープ、ふかし芋、鳥スープ おやつ 馬肉ロースト、馬肉チップス
【体調】問題無し
【排泄物】 1回 1: 00am 3:15am 排尿
【薬】朝 プレドニゾロン 1錠
夕 ファモチジン 1錠
朝夕 グリチロン、リンパクトデリタブ 各1錠
ロムスタチン待ち。「胃薬美味しかったよ」という顔。
雷雨の後すっきりと晴れた空に願掛け
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