7月21日(金) 闘病122日目

1:30am  3:00am  4:30am に排尿

排尿の際にはコタロウの腹部に跳ね返った尿とトイレシート付近に飛び散った尿とおしっこを踏んだと思われる足を拭き、トイレシートを交換し、タオルをさっと水で洗う。喉の渇きがあるのでその都度ボウルに少量の水を入れる。1時間半ごとに起きてこの作業をしたので夫も私もそしてコタロウも寝不足気味。

今朝のコタロウは目が虚ろであまり表情が無い。少しだるそうで呼吸が浅く早くて10秒間に23回。横になって寝た時に左を上にすることが多い。そこに体の痛みがあるのかもしれない。肉が落ちて痩せてはきたが腹部だけは不自然に太くアンバラスな感じ。体を撫ぜていると下腹部の固いしこりが手に当たる。水を飲む時だけ立ち上がりそれ以外は伏せて寝ている。

午前中、動物病院へ行く途中にあるお気に入りの木の根元まで抱いて連れて行き排尿をさせた。よく通った散歩道なので写真を撮ろう、と少し放牧をするとてくてくと歩き始めいきなりしゃがんで排泄。今日を含めてもう7日間食べていないのに排泄物が出ることと絞り出す体力があることに驚く。

体重12.1kg

朝から呼吸が浅いこと、だるさがあり動きが鈍いこと、目にうつろなことを伝えた。  診断として肺には大きな異常は出ていないことを言われ、その後飼い主は安楽死について迷いは出ていないか、と確認をされた。昨日の症状が安定していたので少し逡巡していることを伝えると「安楽死を強く勧めている訳ではなく、専門家として妥当な選択肢の1つとして検討したほうが良い、と考えている」「迷いがあると後々引きずる」「今の状況がコタロウにとって辛く、また飼い主から見ても辛そうだったら安楽死は妥当な選択。客観的に見てその状況を満たしている」と話された。

昨日と同じように注射6本と点滴を投与。痛み止めの注射はより安定作用があるブプレノルフィンに変更。待合室でまだ歩く体力が残っているコタロウを見てかかりつけ医は驚いていた。

帰宅後、荒い息で所在なさげにリビングをうろつき立ち止まって息を整えた後に腰を下ろし伏せる。落ち着いたかなと思って見ているとまたすぐにむくっと立ち上がり佇みまた伏せるを繰り返す。だんだん疲れてきて、伏せの状態のままになるが呼吸が荒いのが続き寝られない様子。荒い呼吸で体が波をうつ。呼吸は10秒間に33回。撫でてあげたくて近寄るが触って欲しくないのか逃げてしまうので離れて見守る。舌を出して荒い呼吸をする様は苦しいのに耐えているのがよくわかる。昨日は落ち着いていたが今日はとても具合が悪い。一日置きに右肩下がりで体調が悪くなってきた。水を飲む時だけ立ち上がるが後ろ足に力が入らないため体を支えられなくなってきて、膝から崩れ落ちてしまう。食事を食べていないので体力が残っていない。やはりもう限界なのだろう。

口を開けているので喉が渇いているかもしれない、と思いシリンジで水を飲ませようとすると強く抵抗する。それでも横から差し込むと舌をぺちゃぺちゃと鳴らした。

一度呼吸が弱くなったので慌ててそばに行き「今までありがとうね」「よく頑張った。偉かったね」と撫ぜて褒めたら、急に呼吸がまた強くなり始めた。すごいなぁ、コタロウ。苦しいだろうに「まだまだだよ」と言っているかのようだった。

晩に近所のフレブル友達2人がお別れに来てくれた。荒い呼吸を続けるコタロウに涙してたくさん撫でてくれた。コタロウはわかっていたみたいで笑顔を見せていた。

21時すぎにコタロウと最後の夜散歩。病院から帰宅後、全く排尿をしていないので外に出して放牧するとゆっくりと歩きまたも排泄。夫は「動物は死期がわかるのかもしれないね」「コタロウなりに身を清めているつもりなのかも」と話していた。カートに乗っている時は荒い呼吸は無く終始ご機嫌だった。

今日は病院帰宅後の11:30amから深夜までの12時間半、10秒間に30回の荒い呼吸をし続けた。「もう可哀想だ。一刻も早く安らかにしてあげたい」という気持ちと「すごい生命力。まだまだ生きる気力が残っている」という驚きが交差する。

コタロウの火葬は23日(日)の9:00am〜10:30amです。その時間にコタロウを思い出していただけたら嬉しいです。お別れに手を振っていただければ空に昇るコタロウも喜ぶと思います。

【食欲】 終日水のみ

【体調】 食欲不振、倦怠感、荒い呼吸

【排泄物】  2回 

【薬】服用せず

コタロウ日報

2017年3月からリンパ腫で闘病 <脾臓原発/T細胞性ハイグレード/ステージ4> 2009/8/16生まれのフレンチブルドッグ♂ コタロウファーストの日々

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