7月20日(木) 闘病121日目

2:00am    3:00am 排尿1回 

喉が渇いているので排尿後必ず水を飲む。今まではたくさんの水をボウルに入れっぱなしにしていたが、今は飲みすぎると嘔吐するのでボウルは常に空にしてコタロウが要求する度に少量を数回に分けて与えるようにしている。

呼吸は3:30amに10秒間で17回だったが10分後の3:40amには30回に増えた。呼吸の乱れが激しく一定の速度を保っていられない。また私がいびきだと思っていた音はうまく呼吸ができない時に強く息を吸い鼻を鳴らす音だった。あまりに辛そうだったので「もう頑張らなくてもいいよ」「コタロウがすきなタイミングで逝っていいよ」「ありがとうね。大好きだよ」と言いながらお腹を撫でていた。こんなに辛そうなコタロウの姿を見て逡巡していた私の気持ちもやっと固まった。

午前中に動物病院へ 体重12.1kg

昨日病院から帰宅後、リビングで3時間ウロウロしたこと、15日から5日間水以外一切口にしないこと、呼吸が乱れ苦しそうなこと、これ以上苦しませるのは可哀想なので決断の時だと夫婦で判断し夫が休みの22日(土)に安楽死をお願いしたいと伝えた。かかりつけ医は「これだけ食べない日が続いているならば妥当な選択だと思う。それまでは点滴と注射でケアしてあげましょう。」と言い昨日と同じ注射6本と点滴をし「肺への浸潤を疑うほどの呼吸の苦しさではない。」「消化管閉塞で流れが悪くなっているため飲んだり食べたすると吐くのかもしれない。」と診断した。また安楽死の際に立ち会いをどうするか、当日いきなりは決められないだろうから夫と相談しておくように言われた。

帰宅後はリビングを歩き回る様子もなく疲れたのかすぐに寝てしまった。呼吸も落ち着いている。そんな姿を見ていると「コタロウはまだ大丈夫かもしれない」とまた迷いが出てきてしまう。

午後、ペット葬儀社に予約の電話をする。慌てて探して後悔することがないように、またしっかり丁寧に送り出したかったので事前に友達から紹介をしてもらっていた。担当者と詳細な話をしていると現実感が出てきてますます辛い。

夕方に久しぶりに近所の公園に出かけようとコタロウに声をかけたがあまり乗り気ではない様子。公園についたら喜ぶのはわかっていたので暑さ対策をしてカートで出かける。公園が見えてくると伏せの体勢からおすわりになり目が輝いているのがわかる。皆はコタロウが散歩に出てこないので心配してくれていた。お気に入りの木の根元まで抱いて連れて行き排尿を促すこと数回。「痩せて顔が小さくなった」と皆に言われたがコタロウはニコニコと笑い頭をたくさん撫でてもらっていた。20分ほどの外出だったが疲れたようで散歩から帰宅するとまたすぐに寝入ってしまった。

今のコタロウは「呼吸が荒くてゆっくり休めない」「散歩に行けない」「食べられない」「自分のペースで行動できない」ともう薬に助けられながらもギリギリで保っている状態。やはり苦しいだろう。コタロウはもう十分頑張った。そんなことを夫と話ながら晩を過ごした。


【食欲】 終日水のみ

【体調】 食欲不振、倦怠感

【排泄物】 0回 

【薬】服用せず

コタロウ日報

2017年3月からリンパ腫で闘病 <脾臓原発/T細胞性ハイグレード/ステージ4> 2009/8/16生まれのフレンチブルドッグ♂ コタロウファーストの日々

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