4月16日(日) 闘病26日目
これから毎月1回家族写真を撮ろうと決め、早速午後に自宅で撮影。なかなかレンズに目がいかないコタロウのためにカメラの上にふかし芋を置いて視線を誘う。
散歩日和だったので海ぎわの大きな公園まで歩く。「人間が抗がん剤治療をしていたら当然入院しているのに犬は強いね」「野生動物は弱いところを見せたら狙われてしまうからそのDNAが残っているのかも」と夫と話す。
【食欲】あり フードを朝、昼、夕方、晩 各45g
トッピングとおやつ ふかし芋、馬舌レトルト、茹でたささみとスープ
【体調】問題なし
【排泄物】4回 2:00amにおしっこ2回 うんち1回
【薬】朝のみ プレドニゾロン10mg ファモチジン10mg
朝夕 リンパクトデリタブ1錠
【日本動物高度医療センターを退院 (入院3/22〜3/25) 】
3月24日(金)の晩に日本動物高度医療センターの担当医から電話。23日に投与した1回目の抗がん剤(ビンクリスチン)による消化器症状の副作用と腫瘍崩壊症候群の兆候が見られないので明日退院とのこと。
3月25日(土)予約時間の14:00に日本動物高度医療センターに到着。4階の入院室でコタロウと3日ぶりの面会。コタロウが入っていたケージには「抗がん剤投与」といプレートががかかっており、分かってはいたが複雑な気持ち。普段と変わらず元気な様子で安心する。私たちに会った時に大歓迎してくれると思っていたら、ケージから出てこないし相変わらず素っ気ない対応でちょっとがっかり。
担当医からは、UW25プロトコル(犬のリンパ腫の抗がん剤治療、スタンダードな方法)とその効果について説明を受けた。
●第1回目(23日)の投与はビンクリスチン単独またはビンクリスチン+L-アスパラギナーゼの併用となっていたが、L-アスパラギナーゼはレスキューとして温存したと伝えられビンクリスチンの単独投与を行った
●心配された消化器症状の副作用や腫瘍崩壊症候群の徴候は見られなかったため、退院の運びとなった
●細胞診の標本からB細胞性かT細胞性なのかの確定判定は出来ずPCR法による検査結果は後日届く
●今後の治療については、第1クール(1ヶ月)だけは高度医療センターで実施し、効果判定とその後の治療方針を決めたい。その後はかかりつけ医で行うこととする
●完治はない、とはっきり伝えられた。コタロウの場合ステージ4それも限りなく5に近いとのこと
病院では気がつかなかったが、自宅に帰り体を触ると背骨がゴリゴリと手に当たる。確実にやせた。帰宅後は空腹だったようですぐにフードの催促。食欲はあり。慣れない場所や知らない人たちによる検査と治療、たくさんのワンコ達といるストレスなどの疲れからか夜はぐっすりと眠る。一緒の布団の中にいるコタロウの体を触るとゴツゴツしていて悲しくなる。残された時間は短い、と実感する。
日本動物高度医療センター 入院室
退院の日 車の中で
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